学資保険ランキング2020-FP監修!返戻率と人気のおすすめ学資保険11選

返戻率が最強の学資保険はこれ!人気学資保険11選を徹底比較!そもそも返戻率は大切なの?

学資保険を選ぶ際に、絶対に注目すべきなのが返戻率です。

返戻率は貯蓄性の高さを示し、100%を超えると保険料支払い総額よりも多くの学資金を受け取れるようになります。

マイナス金利などの影響で全体の返戻率こそ下がりましたが、なかには20万円近く得する学資保険もまだあるのです。

教育費用は1,000万円を超えることもあるので、学資保険で計画的に、そして負担を減らしながら貯めていきましょう!

本記事では、初めに人気学資保険11選の返戻率と特徴を比較した後、返戻率の高め方、本当に返戻率が重要なのか、そして学資保険の選び方など解説します。

記事を読むことで、あなたに合った貯蓄性の高い学資保険を選べるようになるはずです。

参考にしてください!

学資保険ランキング2020-FP監修!返戻率と人気のおすすめ学資保険11選

最初に見ていくのは、人気学資保険の返戻率と保険料です。

学資保険を選ぶ際のチェックポイントはいくつかありますが、見落とせないのは返戻率。

ただ、いくつもの商品の返戻率を確認するのは、少々面倒ですよね。

そこでここでは、人気学資保険11選の年齢別返戻率と特徴を解説するので、検討の参考にしてください。

 1.ソニー生命学資金準備スクエア

【特徴】
・返戻率ナンバーワン!
・学資金受取時期で選べる3つのプラン
・オーダーメイドプランを作れる

あらゆるランキングで、ナンバーワンに輝いているのがソニー生命学資保険です。

プランは、中+高+大学に備えられるⅠ型、大学進学時に重点を置いたⅡ型、そして大学生活に備えるⅢ型の3つがあります。

どれも返戻率は高いですが、Ⅲ型は102.6-106.3%にもなるのです。

また、貯蓄性が高いだけではなく、選択肢が豊富なのも魅力的。

・保険期間:17歳、18歳、20歳、22歳
・保険料払い込み期間:10歳、15歳、17歳、18歳
・保険金受取総額:50万円~2,500万円
・保険料払い込み回数:月払い、半年払い、年払い

受取総額を細かく設定でき、保険料も短期払いから長期払いまでしっかり用意されていますね。

細かな設定ができるので、あなたの要望に応えられる保険プランを作れるでしょう。

気になる返戻率と貯蓄性は次の通り。

ソニー生命学資保険の返戻率

【Ⅰ型】
・契約者30歳:101.7%(15,732円)
・契約者40歳:101.2%(15,804円)
・契約者50歳:101.3%(14,966円)
※受取総額200万円、保険料払い込み期間10歳

【Ⅱ型】
・契約者30歳:104.8%(15,900円)
・契約者40歳:104.4%(15,960円)
・契約者50歳:103.0%(16,180円)

【Ⅲ型】
102.6-106.3%

 2.明治安田生命つみたて学資

【特徴】
・返戻率105%越え
・15歳までに保険料払い込み終了
・大学生活に備えられる

現在、一番返戻率が高いのはソニー学資保険で、次に高いのが明治安田生命・フコク生命・日本生命です。

なかでも明治安田生命学資保険は、返戻率の面で一歩リードしている感じをうけます。

保険料を全期前納することで、返戻率は109%にも達するのです。

ただ、普通に支払っても平均104~105.8%とかなり高め。

返戻率以外の特徴だと、保険料の払い込みは遅くとも15歳までに終了することが挙げられます。

早めに支払いを終わらせることで、貯蓄性が高くなっているのですね。

また、15歳までに保険料の支払いを終えると、余裕を持って高校・大学時代を迎えられます。

学資金の受取時期は、18歳から21歳まで毎年1回ずつの計4回。

さらに、10月2日から4月1日の間に生まれた子どもは、自動的に支払い開始時期が17歳を迎えた年の10月1日になるのも安心ポイントです。

明治安田生命学資保険の返戻率

受取総額300万円、保険料払い込み期間10歳の場合
・契約者30歳:105.7%(23,640円)
・契約者40歳:105.2%(23,760円)
・契約者45歳:104.6%(23,895円)

受取総額300万円、保険料払い込み期間15歳の場合
・契約者30歳:104.1%(15,995円)
・契約者40歳:103.2%(16,149円)
・契約者45歳:102.1%(16,312円)

 3.フコク生命学資保険みらいのつばさ

【特徴】
・選べる2つのプラン
・お得な兄弟割引
・5年ごとに配当金あり

フコク生命学資保険は、契約件数35万件突破の人気商品です。

プランはジャンプ型とステップ型の2つあります。

ステップ型は、幼稚園入園から大学入学+成人祝いと満期まであるプランです。

各教育ステージでかかる費用に備えたい方におすすめ。

祝い金は据え置くことも可能なので、念のためステップ型に加入する方も多いです。

ジャンプ型は、大学入学時と満期金だけに備えたプラン。

祝い金受取時期が遅いこともあり、返戻率は高くなっています。

また、フコク生命は「兄弟割引」というユニークな制度を用意しています。

これはすでに兄弟姉妹がフコク生命学資保険に加入している場合、満期金10万円につき月10円の割引を受けられるのです。

月単位で見ると少ないですが、満期金100万円なら月100円、年1,200円、11年で13,200円の割引となります。

保険料払い込み期間は11歳、14歳、17歳から選べます。

また、5年ごとに配当金があるので、インフレリスクにある程度対応できるのはポイントが高いです。

フコク生命学資保険の返戻率

【ステップ型返戻率】
・契約者30歳:104.7%(15,186円)
・契約者40歳:104.1%(15,274円)
・契約者50歳:102.4%(15,526円)
※受取総額210万円、保険料払い込み期間11歳

【ジャンプ型返戻率】
・契約者30歳:105.5%(14,354円)
・契約者40歳:104.9%(14,439円)
・契約者50歳:103.2%(14,676円)
※受取総額200万円、保険料払い込み期間11歳

 4.日本生命保険ニッセイ学資保険

【特徴】
・大学生活に備えられる
・小学校から高校入学時に備えることも可能
・配当金あり

マザーズセレクション大賞やキッズ大賞を受賞している学資保険です。

人気の理由は、やはり他の商品と同様、104%前後の高い返戻率でしょう。

基本プランは、大学入学時から22歳まで毎年1回学資金を受け取れるもの。

しかし、0~2歳までの子どもに限りますが、小・中・高校入学時にかかる費用に備えられる祝い金ありプランも選択可能です。

祝い金は据え置きできるので、念のため加入しておくのも良い判断だと思います。

ニッセイ学資保険の良い点は、大学入学時に受け取れる金額が基準額資金額の100%と多いところです。

他の返戻率が高い学資保険は、大学入学時の受取額とそれ以降の学資金額が同じものが多いですよね。

ただ、それだと入学時にかかる莫大な費用に対応できないかもしれません。

その点、ニッセイ学資保険は入学時の学資金額が一番手厚くなっています。

これは素晴らしい魅力です。

また、配当金もあるので、インフレが発生しても大損する可能性は少ないでしょう。

日本生命学資保険の返戻率

【こども祝い金なし型】
・契約者30歳:107.2%(23,320円)
・契約者40歳:106.6%(23,450円)
※受取総額300万円、保険料払い込み期間10年

【こども祝い金あり型】
・契約者30歳:102.2%(16,300円)
※受取総額360万円、保険料払い込み期間10年

 5.JA共済こども共済

【特徴】
・年払いで返戻率アップ
・大学生活に備えられるプラン
・契約可能年齢が広い

JA共済が販売する学資保険「こども共済」は、バランスに優れた商品です。

月払いでも返戻率100%を超えますが、年払いにすることで105%をも超える魅力的な商品になります。

年払いで返戻率が大幅にアップするのが、JA共済学資保険ならではの特徴です。

学資金を受け取るのは、大学入学年から毎年1回の計5回。

受取額資金額は総額の20%です。

保険料払い込み免除の他、子どもの万が一のための保障もついています。

契約可能年齢は、子どもで0~12歳、契約者で18~75歳と幅広いのも魅力的です。

年齢制限のため、他の貯蓄型学資保険に加入できない方は、こども共済が一押し!

JA共済学資保険の返戻率

・契約者30歳:105.5%(258,288円)
・契約者40歳:105.1%(259,419円)
・契約者50歳:103.8%(262,611円)
※受取総額300万円、保険料払い込み期間11歳、年払い

 6.住友生命スミセイのこどもすくすく保険

【特徴】
・中学高校と大学入学時に備える
・返戻率100%を超える貯蓄型
・必要に応じて選べる特約保障

知名度こそあまりないですが、住友生命の学資保険は返戻率100%超える貯蓄型です。

学資金受取時期は以下の通り。

・12歳:基準保険金額の10%
・15歳:基準保険金額の10%
・18歳:基準保険金額の100%

大学入学時にしっかり備えつつ、中学高校入学時にかかる費用にも備えられます。

契約可能年齢は、子ども0~9歳、男性18~69歳と幅広く受け入れているようです。

特別に返戻率が高いというわけではありませんが、年齢のせいで他の商品に加入できない方は、ぜひ前向きに検討してみてください。

住友生命の学資保険は、子どもの入院や手術に備えられる医療特約が用意されています。

しかし、付帯することでほぼ確実に元本割れするでしょう。

住友生命学資保険の返戻率

・契約者20歳:101.8%(8,187円)
・契約者30歳:101.7%(8,192円)
・契約者40歳:101.2%(8,234円)
※受取総額120万円、保険料払い込み期間12歳

 7.オリックス生命終身保険ライズ

【特徴】
・低解約返戻金型の終身保険
・一生涯の死亡保障つき
・保険料払い込み免除なし

オリックス生命終身保険ライズは、契約者が死亡した時に、すぐに死亡給付金が支払われる保険です。

学資保険ではありませんが、保険料の支払い終了からしばらく経つと、返戻率が100%を超えます。

そのため、教育資金積み立て目的でも活用できるのです。

学資保険との大きな違いは2つ。

1つ目は死亡保険金があることですね。

契約者に万が一が起きると、遺族に死亡保険金が支払われます。

学資保険には死亡保険金はありませんね。

2つ目の違いが、保険料払い込み免除がない点。

その他にも、解約返戻金はずっと据え置けるので、老後資金や結婚費用などにも活用できます。

オリックス生命学資保険(生命保険)の返戻率

・30歳男性:103.7%(9,807円)
・40歳男性:102.1%(10,533円)
・50歳男性:98.3%(11,508円)
※受取総額300万円、保険料払い込み期間20年

 8.アフラックの夢みるこどもの学資保険

【特徴】
・元本割れ確実の商品
・受取総額を細かく設定できる

アフラックの学資保険は、保障がシンプルな貯蓄型です。

しかし残念なことに、マイナス金利の影響を受けて、元本割れする商品となりました。

アフラック学資保険では、高校入学時と大学4年間の費用に備えられます。

これは意外とユニークなプランです。

また、大学入学時の学資金額が手厚いのもグッドポイント。

受取総額は120万円から1,500万円まで細かく設定できます。

元本割れこそしますが、商品内容自体は素晴らしいです。

高校と大学生活にかかる莫大な費用に備えたい方は、前向きに検討するといいでしょう。

アフラック学資保険の返戻率

・契約者30歳:98.1%(25,460円)
・契約者40歳:97.6%(25,590円)
・契約者50歳:96.3%(25,960円)
※受取総額300万円、保険料払い込み期間10歳

 9.かんぽ生命はじめのかんぽ

【特徴】
・元本割れ確実
・郵便局販売の学資保険
・選べる3つのプラン

郵便局が販売するという絶対的安心感を武器に人気を誇った学資保険です。

しかし、2019年にかんぽ生命は不祥事があったこともあり、信頼度は下がってしまいました。

はじめのかんぽには、次の3つのプランがあります。

・大学入学時の学資金準備コース
・小中高と大学入学時の学資金準備コース
・大学入学時と在学中の学資金準備コース

はじめのかんぽもまた、プランに関わらず元本割れを起こします。

子どもの契約年齢は0~12歳と広いです。

12歳まで加入できるのは、さすがかんぽ生命ですね。

また、必要に応じて子どもの医療保障を特約として付帯できます。

かんぽ生命学資保険の返戻率

【大学入学時の学資金準備コース返戻率】
・契約者30歳:94.8%(14,640円)
・契約者40歳:94.0%(14,760円)
・契約者50歳:92.2%(15,060円)
※基準保険金額300万円、保険料払い込み年齢18歳

【小中高と大学入学時の学資金準備コース】
・契約者30歳:72.6%(19,110円)
・契約者40歳:72.1%(19,260円)
・契約者50歳:70.6%(19,650円)

【大学入学時と在学中の学資金準備コース】
・契約者30歳:95.4%(14,550円)
・契約者40歳:94.6%(14,670円)
・契約者50歳:92.7%(14,970円)

 10.太陽生命保険わくわくポッケ

【特徴】
・ニーズに合わせて選べる豊富な特約
・学資金受取時期は10月

太陽生命の学資保険は、元本割れを起こす保障型の学資保険です。

保障型の中では特に一押し。

特約保障は、契約者の万が一に備える就業不能特約と育英年金、そして子どもの医療費に備えられる特約など豊富です。

プランは、大学進学時に重点を置いたもの、高校と大学入学時に受け取るものの2つがあります。

また、学資金は所定の年齢に達した直後の10月1日に受け取れるので、推薦入試にも間に合います。

保障型学資保険を求める方は、要チェックの商品です。

 11.第一生命こども応援団/Mickey

【特徴】
・保険料払い込み免除の範囲が広い
・大学進学時にかかる費用に備える

第一生命の学資保険は、こども応援団とMickeyの2プランがあります。

どちらのプランも、大学時代にかかる毎年の費用に備えるという点では同じ。

違うのは、保険料払い込み免除の範囲です。

Mickeyは通常の学資保険と同様に、死亡だけ保障対象となっています。

一方、こども応援団は死亡と高度障害状態に加え、三大疾病、そして所定の要介護状態も保障されるのです。

それでいて、こども応援団は返戻率100%を超えることもあります。

Mickeyの方が返戻率は高いですが、特別高いというわけでもありません。

第一生命の学資保険に加入するなら、迷わずこども応援団を選ぶべきでしょう。

【契約者30歳の返戻率】

・こども応援団:100.8%(16,525円)
・Mickey:102.1%(16,323円)
※受取総額300万円、保険料払い込み期間15歳

FPが教える!学資保険の返戻率に関する基本知識

そもそも「返戻率ってなに?」と疑問に思っている方が多いと思います。

返戻率とは、その保険商品の貯蓄性を表す数字です。

よく保険商品は「掛け捨て」や「貯蓄型」など言われますが、それも返戻率で判断できるんですよ。

まずは返戻率の基本知識について見ていきましょう。

 返戻率とは損得の目安

返戻率とは、保険料の支払い総額に対して受け取る総額の割合を示したものです。

もっと簡単に言えば、その保険商品に加入して、損するか得するかの目安。

返戻率を求める式は次の通りです。

・受取総額÷保険料支払い総額×100

例えば、受取総額200万円で保険料支払い総額が180万円なら、返戻率約111%になります。

一方、支払総額を210万円にした場合、返戻率は約95.2%となるのです。

返戻率では100%を基準に損得が決まります。

返戻率100%を超えると、受取総額の方が多い「得」する保険ということ。

対して、返戻率100%を下回ることを「元本割れ」と呼び、受取総額の方が少なくなる「損」する保険なのです。

学資保険では、返戻率100%以上の商品を「貯蓄型」、100%より下の商品を「保障型」と呼びます。

・貯蓄型:返戻率が高く保障内容はシンプル
・保障型:元本割れするも保障は充実

貯蓄型と保障型の特徴について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 貯蓄型学資保険の特徴

先ほど貯蓄型学資保険は、返戻率が100%以上のものと言いました。

しかし、マイナス金利の影響によって、貯蓄型でありながら元本割れを起こす商品が増えたのです。

正確に定義するなら、元本割れの有無を問わず、保障内容がシンプルな学資保険が貯蓄型となっています。

貯蓄型学資保険を選ぶのなら、返戻率が100%を超えるものを選ぶのがおすすめ。

支払総額よりも、10万円以上も多くの学資金を受け取れるのは魅力ですよね。

受取総額300万円で支払総額280万円なら、返戻率約107%で20万円も得することになります。

もしかすると、「どうして支払額よりも多くのお金を受け取れるの?」と疑問に持つ方もいるでしょう。

その疑問についてお答えしますね。

保険会社は、私たちから徴収した保険料を運用して利益を出しています。

学資保険は10年以上の加入となるため、長い期間運用できますよね。

そのため、必然と多くの利益を出しやすくなっているのです。

保険会社が予測した利益を一部上乗せするため、受取総額の方が多くなります。

 保障型学資保険の特徴

保障型学資保険は、貯蓄性をなくした代わりに保障性を充実させたものです。

例えば、子どもの医療保障や育英年金などが主契約に付帯されています。

保険の保障内容は無料ではないので、保障が充実した分、保険料も高くなっているのです。

貯蓄型学資保険は、ほぼ確実に元本割れすると思うべき。

例えば、受取総額300万円で支払総額330万円なら、返戻率は約90.9%と元本割れします。

金額に直すと、30万円も損することになっているのです。

20万円得するのと、30万円損するのでは大きな違いですよね。

ここでは「損」という言葉を使っていますが、正確にはお金と引き換えに保障を得ているわけです。

もし、損している気分になるなら貯蓄型学資保険がいいでしょう。

保障型ではなく貯蓄型学資保険をおすすめする理由

貯蓄型と保障型で迷うと思いますが、おすすめは貯蓄型学資保険です。

理由はいくつかありますが、1つ目に学資保険の保障はそれほど充実していないことが挙げられます。

どうしても子どもの医療保障などに備えたい方は、格安の医療保険に加入して、学資保険は貯蓄性を重視するほうがいいです。

なかには育英年金などで、親に万が一が起きた時に備えたい方もいるでしょう。

しかし、その万が一が発生する確率は極めて低いです。

仮に親が死亡したとしても、ほぼ全ての学資保険には「保険料払い込み免除」という保障がついています。

これは契約者に万が一が起きたら、その後の保険料の支払いは免除されつつ、子どもは予定通り学資金を受け取れるというものです。

親が亡くなってすぐに学資金は得られませんが、おそらく多くの方は死亡保険に加入すると思います。

そのため、あえて学資保険で死亡保障に備える必要は感じられません。

そして、2つ目の理由が大きいですが、正直なところ子どもの医療費はそれほどかかりません。

各地方自治体は子どもの医療費助成制度を設けています。

一度お住いの自治体の制度を確認してみてください。

多くの自治体で、子どもの医療費は低額もしくは一定の年齢まで無料となっています。

制度を確認してみて、充実しているようなら、学資保険で医療保障に備える必要はないでしょう。

まとめると、

・学資保険の保障は手厚くない
・子どもの医療費はかからない

以上の理由で、学資保険は返戻率の高い貯蓄型を選ぶのがおすすめです。

必要に応じて、格安医療保険で保障に備えるといいでしょう。

学資保険の返戻率を高める4つの方法

学資保険の返戻率は工夫次第でどんどん高くなります。

原則としては、保険料の払い込みを早く終了させて、学資金受取は遅くするです。

それでは4つの方法を見ていきましょう。

 1.保険料払い込み期間を短くする

返戻率に大きな影響を与えるのが保険料払い込み期間です。

保険料の支払いを早めに終わらせるほど、保険会社は早くまとまったお金を運用できるようになります。

結果的に、多くの利益を上げられる可能性が高まり、返戻率が高くなるのです。

ただし、保険料の支払期間を短くすることで、毎月の保険料負担が大きくなることに要注意。

分かりやすく具体例を用いながら見ていきましょう。

200万円を18年間かけて支払うと毎月の保険料は約9,200円となります。

一方、180万円を10年かけて支払うと、月の負担は1万5千円になるのです。

支払い保険料総額は少なくなりますが、短い期間で支払うため毎月の負担は大きくなるのですね。

学資保険を途中解約すると、返戻金のほんの一部しか戻ってきません。

保険料払い込み期間を短くしたものの、途中で支払いが難しくなり、解約する方も少なくないです。

払い込み期間は保険料に大きな影響を与えるので、世帯収入やローン状況などを考慮して決めましょう。

 2.学資金受取開始時期を遅くする

ソニー生命学資保険Ⅲ型や明治安田生命つみたて学資、JA共済などを見てあることに気づきませんか?

これら返戻率がトップクラスに高い商品は、大学入学時から毎年1回学資金が支払われるプランなのです。

大学入学年になって初めて学資金の支払いが開始されるため、子どもが18歳を迎えるまでの間、保険会社は多くの積立金を運用できます。

さらに、大学入学後も額こそ減りますが運用を続けられるので、返戻率が最大限まで高くなるのです。

特にソニー生命や明治安田生命学資保険は、毎年の学資金額が同じですよね。

基準額資金60万円なら、毎年60万円が支払われます。

対して、ニッセイ学資保険などは大学生活費用に備えられるのは同じですが、入学時の学資金額が手厚いです。

これも返戻率に影響を与えます。

分かりやすくソニー生命Ⅲ型とニッセイ学資保険で、保険会社の運用額の推移を見ていきましょう。

保険会社の運用額の推移 1回目の支払い後の運用額 2回目 3回目 4回目 5回目 返戻率
ソニー生命Ⅲ型 240万円 180万円 120万円 60万円 0 107.2%
ニッセイ学資保険 200万円 150万円 100万円 50万円 0 104.0%

受取総額は同じでも、ソニー生命学資保険の方が多くの額を運用できるため、返戻率が高くなっているというわけです。

要するに、できるだけ長期間多くの保険料を運用できるように加入すれば、貯蓄性がアップします。

 3.保険料はまとめて支払う

多くの学資保険は、保険料払い込み回数を月払い・半年払い・年払いの3つ用意しています。

保険料はまとめて支払った方がお得です。

つまり、年払い>半年払い>月払いの順に返戻率は高くなります。

ただし、JA共済の学資保険を別にして、払い込み期間や学資金受取開始時ほど大きな影響は与えません。

変わっても最大1%ほどなので、それほど神経質になる必要はないでしょう。

 4.とにかく保障内容をシンプルにする

学資保険の返戻率を高めたいのなら、保障内容は保険料払い込み免除だけのシンプルなものにしましょう。

医療保障などを付帯することで、返戻率が下がるどころか、元本割れまで起こしてしまいます。

しかし、現在の貯蓄型学資保険のほとんどは、特約保障を用意していません。

もし気になる商品に特約があるのなら、返戻率を下げてまで付帯する価値があるのかどうか、じっくりと検討しましょう。

学資保険選びで返戻率を最重要事項にしてはいけない

学資保険で返戻率を重視すべきなのは事実です。

特に貯蓄型学資保険を希望する方は、返戻率がなるべく高い商品を選ぶようにしましょう。

しかし、学資保険で一番大事なのは返戻率ではありません。

学資保険の目的とは、必要な時期に必要な額の教育資金を準備することです。

学資保険選びの際、この目的を見失ってはいけません。

例えば、返戻率だけを追及するのなら、間違いなくソニー生命学資保険Ⅲ型を選ぶべきです。

ただ、ソニー生命のⅢ型がおすすめなのは、大学時代にかかる毎年の費用に備えたい方だけ。

本当は大学進学時に重点的に備えたり、中学と高校費用にも備えたりしたいのに、Ⅲ型に加入しては学資保険の目的を果たせていません。

このように本来の目的よりも返戻率を重視してしまうと、いざ必要な時期に資金不足という事態に陥るリスクがあるのです。

確かに貯蓄性の高い学資保険は、10万円以上得することもあるので魅力的です。

しかし、20万円や30万円得したとしても、必要な時期に教育資金を受け取れない学資保険には価値がありません。

返戻率だけにこだわった学資保険選びは、大きな失敗の原因となります。

あなたに合った学資保険を選べるようになる3つのステップ

一見すると、あなたに合った学資保険を選ぶのは難しそうですよね。

しかし、これから紹介する3つのステップ通りにすれば、誰でも簡単にぴったりの学資保険を選べるようになります。

しかも可能な限り返戻率も高められるのです。

ぜひ学資保険を選ぶ際は、3つのステップ通り行ってください。

 1.まずは保障型と貯蓄型を決める

ネットで「学資保険」と検索してもらえば分かりますが、とにかく多くの保険会社が学資保険を販売しています。

何十商品とあるので、1つずつチェックしていては時間がかかりすぎます。

そこでまずは、学資保険選びで貯蓄性と保障性、どちらを重視するのか決めましょう。

貯蓄型と保障型を決めるだけで、一気に候補は半分ほどに絞れます。

もし保障型を求めるようなら、商品探しをする前に自治体の助成制度を確認してください。

多くの方は、学資保険で保障性を求める必要はないと感じるはずです。

学資保険の魅力は、銀行利率よりも高い貯蓄性。

特別な理由がないのなら、貯蓄型を選ぶようにしましょう。

 2.受取時期と金額を考える

学資保険選びで一番時間がかかり、丁寧に行うべきなのが、学資金の受取時期と金額を考えること。

10年以上先のことなので、まだ具体的な想像は難しいと思います。

しかし、これは学資保険の目的を果たすために重要なステップです。

参考までに述べると、現在のところ大学4年間でかかる教育費は、自宅通学で約390万円かかります。

そのため、大学入学までに最低300万円は貯めておくべきだと言われています。

ただ、大学授業料は年々増加しているのも事実。

文部科学省の試算によると、2030年ころには国公立大学の授業料でさえ、約90万円になるそうです。

そのため、大学入学までに最低300万円から400万円は貯蓄するようにしておくといいかもしれません。

しかし、必要準備額は家庭によって異なります。

学資保険での準備金額と受取時期を決めるのは難しいので、FPや保険代理店での無料相談を活用してください。

無料相談では、保険や金融知識に精通したプロが、あなたのライフプランを基に保険設計してくれます。

2~3度保険相談をすることで、必要準備金額が判明するでしょう。

 3.複数商品の返戻率比較

学資金額の受取時期と額が決まれば、後は簡単です。

あなたの希望に可能な限り応えられる商品を複数見つけて、返戻率の比較をするだけ。

そして、返戻率が少しでも高いものを選ぶようにしましょう。

結局のところ、最後の決め手となるのは返戻率です。

教育費用は安くても700万円以上かかります。

少しでも負担を減らすために、似たような内容の商品で迷ったら、返戻率が少しでも高い方を選んでください。

まとめ

学資保険の返戻率は貯蓄性の高さを示し、返戻率100%以上だと受取総額の方が多くなりましたよね。

しかし、貯蓄性を求めるあまり、学資保険本来の目的を見失うのは大変危険です。

あくまでも一番大切なのは、必要な時期に必要な学資金を受け取ること。

その目的を満たせれば、あとは返戻率の高さで選びましょう。

記事冒頭で紹介した学資保険は、どれも魅力的なので、ぜひ商品選びの参考にしてください。