がん保険で有名なアフラックは、「夢見るこどもの学資保険」も販売しています。
以前は返戻率が100%を超える貯蓄性ある商品でしたが、マイナス金利の影響もあり、今ではほぼ確実に元本割れを起こす商品となりました。
そのため、メディアなどでおすすめされていませんが、実は元本割れしても良い商品なのです。
アフラック学資保険は、学資保険本来の目的である、「必要な時期に必要な額の教育資金を受け取れる」を見事に果たせます。
本記事では、アフラック学資保険の特徴やメリット・デメリット、保険料シミュレーション、おすすめの人などを解説します。
記事を読むことで、アフラック学資保険の良いところも、悪いところもすべて分かるはずです。
それでは早速見ていきましょう!
アフラック学資保険の特徴とプラン紹介
アフラックと言えば、がん保険ですよね!
でも、アフラックは学資保険も販売しているのです。
夢見るこどもの学資保険は、無理なく必要な教育資金を貯蓄できる学資保険。
高校入学前+大学入学時から4年間の計5回学資金を受け取れます。
入学金や授業料など出費が多い大学生活だけではなく、高校入学費用に備えたい方にぴったりの学資保険。
私は様々な学資保険を見てきましたが、この受け取りプランは珍しいです。
基本的には、高校入学+大学入学時のみ、もしくは大学入学から4年間の受け取りプランがほとんど。
そんな中で、高校入学時と4年間の大学生活に備えられる学資保険は魅力的です。
具体的に、受取金額の内訳を見ていきましょう。
・高校入学時:基準額資金の50%
・大学入学時:基準額資金の100%
・大学2年~4年生時:基準額資金の50%
例えば、基準額資金100万円なら、大学入学時に100万円、それ以外に50万円の計300万円受け取るということですね。
そんなアフラック学資保険は、保障を手薄にして貯蓄性を高めた、貯蓄型の学資保険です。
そのため、主契約に付帯されているのは、保険料払い込み免除のみ。
これは、契約者に万が一があったら、その後の保険料の支払いが免除される保障です。
それでいて、子どもは予定通りに学資金を受け取れます。
アフラック学資保険を簡単に説明するなら、
・高校入学と大学4年間に備えられる
・保障を手薄にした貯蓄型
の学資保険ということです。
アフラック学資保険5つのメリット
アフラック学資保険の概要が分かったことで、具体的なメリットを見ていきましょう。
若干人気が下がり気味ですが、実は数多くのメリットがある商品なんです。
1.高校入学と大学生活に万全に備えられる
多くの方は、大学入学時にかかる費用に備えて、学資保険に加入しています。
確かに最も費用がかかるのは大学入学時です。
しかし、高校入学時、そして大学入学以降もまとまった費用が発生します。
日本政策金融公庫「2019年度教育費負担の実態調査結果」によると、高校入学時と大学生活にかかる費用は、以下の通りだそうです。
【入学費用】
・高校:31.9万円
・国公立大学:80.1万円
・私立文系:90.4万円
・私立理系:85.5万円
【年間の在学費用】
・高校:68.5万円
・国公立大学:114.4万円
・私立文系:160.1万円
・私立理系:185.3万円
※在学費用=学校教育費+家庭教育費
平均で高校入学から大学卒業までに953万円かかるのです。
特に大学の授業料は年々増加しています。
文部科学省の試算によると、年間約54万円の国公立大学授業料が、2030年ころには約93万円にまでなるそうです。
こうやって調査を見たら、大きな費用がかかるのは大学入学時だけではないと分かりますよね。
もし大学授業料の支払いができなければ、子どもが社会問題となっている奨学金を借りることになるでしょう。
奨学金は借金みたいなもので、親心としては奨学金なしで大学に通わせてあげたいですよね。
だからこそ、大学入学以降の資金にも備える必要があるのです。
アフラック学資保険なら、高校入学と大学生活に万全に備えられます。
学資保険は貯蓄性ばかり重要視されますが、本来の目的は必要な時期に教育資金を準備することです。
費用のかかる大学生活に加えて、高校入学時にも学資金を受け取れるのは、大きな魅力だと思います。
特に、大学入学時に基準額資金の100%受け取れるのはいいですね。
返戻率の高い商品は、大学入学時の学資金額が少ない傾向がありますが、アフラックは入学時こそ学資金額を手厚くしています。
学資保険本来の目的を叶えてくれる商品だと言えます。
2.誰でも大学入学前に学資金を受け取れる
アフラック学資保険での、学資金受取日は次の通りです。
・高校入学時:子どもが満14歳10か月になった後に迎える最初の2月1日以降
・大学生活:学資金支払い年齢を迎えた後に迎える最初の契約日以降
アフラックに限らず、多くの学資保険は学資金支払い日を、契約日基準としています。
誕生日基準ではないことに要注意です。
つまり、12月生まれの子どもが3月に契約したら、学資金が支払われるのは3月の契約日以降となります。
契約日基準の学資保険では、10月以降生まれ、特に早生まれの子どもは不利です。
というのも、早く契約手続きをしなければ、大学入学金納付日以降に学資金が支払われる可能性が高まるからです。
また、AO入試や推薦入試などは早めに支払う必要があれば、一般入学受験費用に学資金を使えないかもしれません。
そのようなデメリットを防ぐため、アフラックは学資年金支払い開始年齢を18歳と17歳用意しているのです。
17歳を選ぶことで、17歳の誕生日を迎えた後の契約日以降に学資金を受け取れます。
これなら、早生まれの子どもでも、確実に大学入学前に学資金を受け取れますね。
大まかな目安としては、10月以降に生まれた子どもは、支払い開始年齢17歳がいいと思います。
大学受験にもまとまった費用がかかり、推薦入試などの可能性もあるので、18歳の12月頃までには学資金を受け取るのが理想的です。
学資金の受け取りは、契約日基準ということを頭に入れて、受け取り開始年齢を決めましょう。
3.加入は妊娠前から可能
アフラック学資保険には、出産予定日の140日前から加入できます。
これは意外と助かるメリットで、妊娠中の方は積極的に利用しましょう。
出産後は、各種手続きや育児などであわただしい日々を過ごすことになります。
多くの方は、学資保険加入手続きまで頭が回らないことでしょう。
アフラックに限らず、学資保険の加入前には1~2時間ほどの面談があります。
生まれたばかりの子どもを連れて、2時間の面談をするのは、想像するだけでも大変ですよね。
だからこそ、子どもが生まれる前から教育資金積み立て方法を考え、学資保険を利用するのなら早めに加入すべきです。
また、早めに加入することで、返戻率も上がります。
学資保険の加入を後回しにすると、返戻率が下がるだけではなく、契約さえできなくなるのです。
3.様々なニーズに対応できる受取総額
アフラック学資保険の大きな魅力の1つに、受取総額の設定幅が広いことがあります。
なんと120万円から1,500万円まで60万円単位で設定できるのです。
非常に幅広く設定できるため、どんなニーズにも対応できるでしょう。
例えば、すでにある程度の教育資金のある方は、総額200万円以下で設定するといいかもしれません。
逆に、海外留学や医学部進学、大学院などにも備えておきたい方は、高額設定すればいいですね。
必要な教育資金は家庭によって異なります。
多くの学資保険は、設定できる学資金総額が限定されています。
しかしそれでは、本当の意味でニーズに応えているとは言えません。
受取総額が少なければ子どもは苦労し、多すぎると余計な保険料を支払うことになります。
そのため、本当に必要な額だけ設定すべきなのです。
他の多くの学資保険とは異なり、アフラックの学資保険なら、あなたの希望する受取額を設定できるでしょう。
4.クレジットカード払いできる

クレジットカードのポイントを貯めている方に朗報です。
アフラック学資保険の保険料は、口座振替の他、クレジットカード払いも可能。
対応しているカードは、JCB・アメリカンエキスプレス・VISA・マスターズなど、メジャーところは使えます。
ほとんどの学資保険商品はクレジットカード払いできないので、これはアフラックならではの強みと言えるでしょう。
学資保険料をクレジットカード払いするメリットは、やはり多くのポイントを貯められることですよね。
学資保険の保険料は毎月1~2万円ほど。
それを10年間、長ければ18年間支払い続けることになるので、クレジットカードのポイントがどんどん貯まります。
直接的に返戻率に影響は与えませんが、クレジットカード払いすることで貯蓄性はさらにアップするでしょう。
また、家計簿をつけている方もクレジットカードの恩恵をうけます。
家計簿アプリと連携させれば、自動的に家計簿にデータ入力してくれるのです。
クレジットカード払いできるという理由だけで、アフラックを選ぶべきではありませんが、それでも嬉しいメリットですよね。
5.学資金は据え置き可能
アフラック学資保険に興味があるものの、「高校入学前の学資金はいらないかも」と考えている方は多いと思います。
確かに、大学と比べて高校入学費用はそこまで大きな額ではないので、収入や普段の預貯金で対応できるでしょう。
そんな方は、学資金を受け取らずに据え置けばいいのです。
アフラックは学資金の据え置きを可能としており、据え置き期間中は0.05%の利率で運用されます。
据え置き金は必要な時期にいつでも引き出せますよ。
例えば、学資保険で念のため高校入学時の費用に備えて、必要なければ据え置くといいでしょう。
そして、大学入学時に据え置き金も引きだせば、十分に入学費用に対応できますね。
もしくは大学受験や留学、大学院進学、就活費用などにも使えます。
学資金の据え置きができるだけで、使い道に様々な可能性が出てくるのです。
高校入学の学資金に備えるべきかどうか迷っている方も、アフラック学資保険なら安心して加入できますね。
アフラック学資保険4つのデメリット
魅力的なメリットが多いアフラック学資保険ですが、知っておくべきデメリットもあります。
特に、マイナス金利の影響を受けて貯蓄型学資保険としては、致命的な弱点を抱えるようになったのです。
ここからは、アフラック学資保険の4つのデメリットを見ていきましょう。
1.ほぼ確実に元本割れを起こしてしまう
アフラック学資保険は、保障を手薄にして貯蓄性を高めた学資保険ながらも、ほぼ確実に元本割れを起こしてしまいます。
元本割れとは、返戻率100%を下回り、保険料支払総額が受取総額を上回ってしまうことです。
簡単に言えば、金銭面で損をする商品ということですね。
保障が手薄なのに、貯蓄性もないのが大きなデメリットです。
最低でも返戻率100%はあって欲しいところなので、残念で仕方がありません。
以前は、アフラック学資保険は返戻率100%を超える人気商品でした。
ただ、最近は史上最低の低金利が保険商品全体に影響を与え、全ての学資保険の返戻率が大幅に下がったのです。
アフラックの他、かんぽ生命学資保険などいくつかの貯蓄型商品も元本割れを起こすようになりました。
後ほどシミュレーションで詳しく見ていきますが、アフラックの学資保険だと約10万円支払保険料総額が多くなります。
2.特約保障がない
主契約に付帯されている保障が、保険料払い込み免除だけなのは、貯蓄型なので仕方ありません。
しかし、オプションとして追加できる特約保障もないのは残念です。
元本割れを起こすので、いくつか必要に応じて追加できる特約保障があれば、元本割れのデメリットもそこまで大きくなりませんでした。
見方を変えれば、アフラック学資保険は中途半端です。
貯蓄型なのに元本割れを起こせば、元本割れを起こすのに付帯できる保障もありません。
このどちらにも振り切れていない感じはデメリットです。
3.インフレリスクがある
学資保険全体に言えることですが、学資保険はインフレに対応できません。
物の価値が上がりお金の価値が下がることをインフレと言います。
例えば、大学授業料が70万円と仮定して、毎年70万円受け取れるように学資保険に加入したとしましょう。
しかし、インフレが起きて授業料が80万円や90万円になると、毎年10万円以上の資金不足になるのです。
学資保険がインフレに対応できないのは、利率が契約時のもので固定されるから。
そのため、インフレが発生した時、大きな資金不足になるリスクがあるのです。
学資保険の中でも、運用成績に応じてお金が還元される「配当金」があるものは、ある程度インフレに対応できます。
アフラックには配当金もありません。
教育資金を積み立てるときは、アフラックと積み立てNISAなどいくつかの方法を分配するようにしましょう。
4.出生前加入には要注意
アフラックは出生前加入ができましたが、契約者が母親になる場合は注意が必要です。
というのも、出生前加入で母親契約者の場合は、基準学資年金額60万円(受取総額180万円)までしか設定できません。
多くの家庭はメインの働き手となる男性を契約者にするでしょうが、シングルマザーなどで女性を契約者にする家庭には、大きなデメリットになります。
アフラック学資保険の内容まとめ!表だから分かりやすい
この項では、アフラック学資保険の内容を表にして紹介します。
表にすることで、誰でも簡単に理解できるようになるはずです。
以下が、学資金受取時期や保険料払い込み期間などをまとめたものです。
学資金受取時期 | 高校入学前+大学入学時から4年間 |
受取金総額 | 120万円から1,500万円まで60万円単位 |
保障内容 | 保険料払い込み免除 |
特約 | なし |
出生前加入 | 出産予定日の140日前から可能 |
保険料払い込み期間 | 10歳払い、17歳払い、18歳払い |
保険料払い込み方法 | 振込、口座振替、クレジットカード払い |
保険料払い込み回数 | 月払い、半年払い、年払い、全期前納 |
契約条件 | 健康状態の告知(医師の審査は不要) |
保険料払い込み期間は、短期で終了して返戻率が上がる10歳払い、月の保険料負担を抑えられる17歳・18歳払いがありますね。
どちらもメリット・デメリットがあるので、詳しくは後ほど解説します。
アフラック学資保険の契約可能年齢は、保険料払い込み期間と子どもの年齢によって変わります。
それもまた、表でまとめたのでぜひ参考にしてください。
【10歳払い】
子ども:0~5歳 | 男性:満18~50歳 | 女性:満16~50歳 |
【17歳払い】
子どもの年齢 | 契約者(男性)の年齢 |
0歳 | 満18~50歳 |
満1歳 | 満18~49歳 |
満2歳 | 満18~49歳 |
満3歳 | 満18~48歳 |
満4歳 | 満18~46歳 |
満5歳 | 満18~44歳 |
満6歳 | 満18~41歳 |
満7歳 | 満18~37歳 |
【18歳払い】
子どもの年齢 | 契約者(男性)の年齢 |
0歳 | 満18~50歳 |
満1歳 | 満18~49歳 |
満2歳 | 満18~49歳 |
満3歳 | 満18~48歳 |
満4歳 | 満18~47歳 |
満5歳 | 満18~45歳 |
満6歳 | 満18~43歳 |
満7歳 | 満18~39歳 |
契約可能年齢は子どもが最大7歳、大人の年齢は最大50歳となかなか広いですね。
ただ、子どもの年齢が上がるにつれて、大人の契約可能年数は下がるので要注意です。
注目したいのは、10年払い。
多くの学資保険で10歳払いをしたいなら、子どもが満2歳までに契約しなければいけません。
しかし、アフラックなら満5歳まで10歳払いを選べます。
10歳払いを選ぶことで、返戻率が大きく上がれば、中学入学前に保険料の支払いを終えられるのです。
中学入学後は、部活費用や塾代などがかかります。
さらに高校からは教育費が本格化するので、学資保険の支払いは早めに終らせるのが理想です。
ただ、理想は15歳払いも用意しておいて欲しかったところ。
10歳払いだと毎月の保険料が大きな負担になるかもしれません。
一方、15歳払いだとそれほど負担にはならないので、多くの家庭が選択でき、高校入学前に保険料の支払いも終わります。
気になるアフラック学資保険の返戻率と保険料をシミュレーション
アフラック学資保険は、ほぼ確実に元本割れを起こしますが、実際の返戻率や保険料などが気になりますよね。
そこでここからは、契約者と子どもの年齢を変えながら、毎月の保険料と返戻率のシミュレーションをしてみたいと思います。
基本契約条件は次の通りです。
・契約者:男性
・受取総額:300万円(基準保険金額100万円)
・学資金支払い開始年齢:18歳
【18歳払い】
年齢 | 0歳 | 1歳 | 2歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 |
25歳 | 14,400
96.4% |
15,250
96.4% |
16,200
96.4% |
17,290
96.3% |
18,540
96.3% |
19,970
96.2% |
21,640
96.2% |
23,620
96.2% |
30歳 | 14,430
96.2% |
15,280
96.2% |
16,230
96.2% |
17,320
96.2% |
18,560
96.2% |
19,990
96.2% |
21,660
96.1% |
23,640
96.1% |
40歳 | 14,630
94.9% |
15,460
95.1% |
16,410
95.2% |
17,480
95.3% |
18,720
95.3% |
20,140
95.4% |
21,810
95.5% |
|
50歳 | 15,100
91.9% |
【10歳払い】
年齢 | 0歳 | 1歳 | 2歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 |
25歳 | 25,440
98.2% |
28,300
98.1% |
31,860
98.0% |
36,450
97.9% |
42,590
97.8% |
51,190
97.6% |
30歳 | 25,460
98.1% |
28,310
98.1% |
31,870
98.0% |
36,470
97.9% |
42,610
97.7% |
51,200
97.6% |
40歳 | 25,590
97.6% |
28,440
97.6% |
31,990
97.6% |
36,580
97.6% |
42,720
97.5% |
51,310
97.4% |
50歳 | 25,960
96.3% |
28,790
96.4% |
32,350
96.5% |
36,920
96.7% |
43,040
96.8% |
51,620
96.8% |
実際にシミュレーションしてみると、返戻率の低さと保険料の高さが目立ちますね。
一番返戻率が高い、10歳払いの契約者25歳・子ども0歳でも、返戻率は98.2%です。
実際の金額で計算してみると、受取総額300万円に対して支払総額3,052,800円となります。
52,800円多く支払っているということになりますね。
また、10歳払いにした場合の保険料の高さも要注目です。
月2万5千円はまだしも、3万円越えになると家計を大きく負担するのではないでしょうか。
一度イメージして頂きたいですが、毎月3万円以上の保険料を8年間以上払い続けられますか?
大きな負担になりますよね。
毎月の負担は大きいのに、返戻率が100%にも達しないのは残念なところ。
考え方にもよりますが、個人的には10歳払いを選ぶ必要はないかなと思います。
アフラック学資保険がおすすめの人
ここまで読んでいると、「アフラック学資保険は合っているのかな」と思っている方は多いでしょう。
アフラック学資保険がおすすめなのは、ずばり大学生活でかかる費用に万全に備えたい方です。
この商品には、目立つ返戻率も貯蓄性もありません。
そのため、貯蓄性や保障性を重視する方は、他の商品に目を向けるのがおすすめ。
アフラックの魅力は、しっかりと教育資金に備えられることです。
大学4年間に加えて、高校入学費用に備えられる学資保険はなかなかありません。
さらに、大学入学時の受取額が基準額資金額100%と最も手厚い合理性もあります。
貯蓄性や保障性ぬきで考えると、学資保険本来の目的をしっかりと果たせる商品です。
受取総額より多く支払ってでも、子どものために必要な教育資金を準備したいと願う方は、要チェックの商品でしょう。
アフラック学資保険のおすすめのプランニングを解説
学資保険に加入する際は、受取総額や保険料払い込み期間など、決めるべきことがたくさんあります。
幸いなことに、アフラック学資保険はプランが1つしかないので、それほど悩むことはないでしょう。
アフラック学資保険のおすすめのプランニングですが、適切な受取総額は家庭によって異なります。
ただ、万全に備えられるという魅力を活かすのなら、受取総額300万円以上にするのがおすすめ。
そうすることで、大学入学時に100万円以上の学資金を受け取れます。
100万円もあれば、大学入学時にかかる費用が大きな負担となる可能性は少ないです。
また、入学後も毎年50万円以上の学資金を受け取れるのも、ポイントが高いですね。
そして、保険料の払い込み期間ですが17歳もしくは18歳がおすすめ。
10歳払いにする大きなメリットは、返戻率が上がることです。
しかし、アフラック学資保険の場合は10歳払いにしたところで、返戻率は100%超えませんでした。
毎月の保険料負担が重くなるだけなので、特に10歳払いにこだわる必要はないと思います。
逆に無理に10歳払いにすると、毎月の保険料負担が大きくなり、途中解約リスクが高まるのです。
学資保険において、大損する途中解約は絶対に避けるべき。
返戻率が高い学資保険は別ですが、アフラックのような学資保険は、毎月の保険料負担を軽くして、安心に確実に教育資金の積み立てをした方がいいでしょう。
アフラック学資保険へ加入の流れ
アフラック学資保険へ加入するには、代理店との面談が必須です。
基本的な加入の流れは次の通り。
1.資料請求
2.代理店から連絡と面談日時決定
3.面談とコンサルティング
4.加入手続き
コンサルティングでは、あなたの希望や家庭状況などをふまえて、ぴったりの学資保険内容を作っていきます。
このプランニングに納得いったら、契約へと進むのです。
これが一般的なアフラック学資保険加入の流れ。
実はもう1つアフラック学資保険に加入する方法があります。
それが保険ショップや無料FP保険相談サービスなどを使うこと。
多くの保険代理店がアフラックの保険商品を取り扱うこと。
これらの代理店は、中立な立場なので、アフラック学資保険があなたに合っていなければ、他の学資保険を提案してくれるのです。
また、保険の見直しも行ってくれるため、保険料削減に期待できます。
必要な保障はライフステージによって変わります。
学資保険へ加入する前に、一度はプロと保険相談を行って、必要な保障だけに備えるのをおすすめします。
アフラック学資保険のよくある質問やお悩みにお答え!
最後にアフラック学資保険でよくある疑問や悩みに答えていきます。
疑問はすべて解消してから、加入検討するようにしましょう!
お得なキャンペーンなどはありますか?
アフラックは定期的にプレゼントキャンペーンを実施しています。
2019年は、契約者専用サイトへの登録とメール配信に同意すれば、全員にコンビニで使える商品引換券を配布しているようです。
さらに抽選で300名に、ルンバやトースターなどの人気家電製品をプレゼントしています。
プレゼント目的で加入するべきではありませんが、ないよりはあった方がいいですよね。
このキャンペーンは2019年12月26日に終了予定です。
アフラックサービスショップとは何ですか?
アフラックを通して資料請求すると、アフラックサービスショップという代理店から連絡が来ます。
アフラックサービスショップでは、FPもしくはアフラックの研修を終えたスタッフと保険相談が可能。
ただ、取り扱っているのはアフラックの商品のみです。
もし様々な学資保険商品の中から、あなたに合ったものを選びたいのなら、どこの保険会社にも属していない保険代理店を活用しましょう。
保険料の引き落とし日はいつですか?
アフラックでは、保険料の引き落とし日を毎月27日にしています。
27日が金融機関休業日の場合は、翌営業日に引き落とされるようです。
契約者貸し付けは利用できますか?
アフラック学資保険は契約者貸し付けの対象となります。
契約者貸し付けとは、保険会社が一定額のお金を貸してくれることです。
利息こそつきますが、一時的にお金が必要となった時、利用を検討するといいでしょう。
もし保険料の支払いが難しくなった時、途中解約するしか方法はありませんか?
10年以上にわたる保険料払い込み期間の中で、いつか支払いが難しくなるのではと不安になりますよね。
アフラックの場合は、保険料の支払いが困難になった時、2つの対策を用意しています。
1つ目は保険料の自動振替貸し付け。
これは保険料の支払いが難しくなった時、アフラックが自動的に保険料の立て替えをする制度です。
ただし、これもまた貸付金に所定の利息がつきます。
2つ目が基準額資金額の減額。
その名の通り、基準額資金額を減額して、保険料を下げるのです。
受取総額こそ減りますが、長期的に保険料の支払いが困難になった時、現実的な手段となるでしょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
アフラック学資保険で抑えておくべきポイントを再確認しましょう。
・貯蓄型だけど元本割れする
・大学4年間と高校入学時の費用にしっかり備えられる
・細かに受取総額を設定できる
貯蓄型で元本割れこそしますが、学資保険本来の目的を考えると、良い商品だと思います。
貯蓄性や保障性にとらわれず、教育資金をしっかりと準備しておきたい方は、要チェックしましょう。
また、アフラックの他にも良い商品はあるので、一度比較検討するのがおすすめです。
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